化粧品メーカーのR&D戦略、社会課題解決へ新価値を創出

カンタンに言うと

  • 処方開発の効率化と顧客体験の価値向上にデジタル技術を活用
  • 各国規制の変化をチャンスと捉え先読みしたモノづくりが重要に
化粧品メーカーのR&D戦略、社会課題解決へ新価値を創出
 企業が持続的な事業成長を図っていくためには、常識や前提にとらわれない革新的なイノベーションで、社会課題を解決するための製品やサービスを生み出していくことが不可欠であり、その根幹となるのが今特集のテーマである「R&D(研究開発)」だ。

 化粧品メーカー各社のR&Dにおいては近年、ビューティーの領域に軸足を置きつつも、健康や医療といった「ウェルビーイング」など新たな領域にも研究成果が広がりをみせている。また、持続可能な社会の実現を目指す「サステナブル」の領域では、ESGやSDGsを経営戦略の中心に据える有力企業同士による水平リサイクルの協働取組が活発化している。

 今特集では、業界をリードする大手化粧品メーカー5社(資生堂、コーセー、花王、ポーラ、日本メナード化粧品)のR&D戦略と最新の研究成果を紹介する。

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