PALTAC、トップライン伸長でコストを吸収

粧業日報 2023年9月6日号 1ページ

カンタンに言うと

  • メーカー・小売と協業し波動を解消
  • 小売業の一番近い拠点から配送、センターの老朽化対策が重点課題
PALTAC、トップライン伸長でコストを吸収
 PALTAC(吉田拓也社長)は原材料価格をはじめ、あらゆるコストが上昇する中、取引先との連携でトップラインを伸長させ、コストを吸収すると同時に、メーカーと小売業の中間に位置するからこそ発揮できる機能を活かし、生産性向上によるコストの削減に取り組む。

 「メーカーさまと協力しながら、一括発注などによって物量の波動をつくらないようにしている。同様に小売業さまとの間でも、波動をつくらず、平準化して配送コストを削減することに取り組んでいる」(吉田社長)

 これまでも製配販全体の仕組みの最適化に取り組んできたが、長期的に業種・業態の枠を越えた流通業界全体のサプライチェーンの最適化に取り組む。

 2023年度を最終とする3カ年の中期経営計画で、サプライチェーン全体の最適化に向け、中間流通の新しい機能づくりに取り組んできた。その一端が、店舗支援本部、SCM本部の機能であるが、その経緯について、吉田社長は次のように説明する。

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