小林製薬、コミュニティサイト「ワタファク」をオープン

粧業日報 2023年10月2日号 3ページ

カンタンに言うと

  • 人に相談しづらい悩みを語り合い、製品開発へ
小林製薬、コミュニティサイト「ワタファク」をオープン
 小林製薬は9月27日、女性特有のデリケートゾーンの悩みを語り合い、悩みに寄り添う製品開発を推進することを目的にランドリーボックスと協業を開始した。

 協業の第1弾として、「“あったらいいな”をカタチにする」をコーポレートブランドスローガンに掲げ、お困りごとを解決する製品を手がける小林製薬と、「あらゆるワタシに選択肢を」をテーマにカラダやココロの悩みに特化したプラットフォームを運営するランドリーボックスが、両社の強みを生かし、デリケートゾーンの悩みに特化したコミュニティサイト「ワタファク」をオープンする。

 両社は、2022年より小林製薬が手がけるTバック専用おりものシートのリブランディングプロジェクトにて、ユーザー参加型の合同プロジェクトを行ってきた。

 同プロジェクトでは、Tバックユーザーの声を起点とした新パッケージを制作し、2023年3月より一部店頭・オンラインでの発売を開始した。このプロジェクトを経て、おりものをはじめ、デリケートゾーンの悩みは千差万別であり、寄り添う製品を開発するには、「女性」という大きな括りではなく、悩みをもつ一人ひとりの「私」と対話をする必要を感じたという。そこで新設するコミュニティサイトでは、悩み解決につながる選択肢を学びあいながら、ユーザーとともに新製品の共創を目指していく。

 「ワタファク(ワタシ+ファクトリー)」は、「ワタシの『あったらいいな』をみんなでつくりたい」という想いで名付けた。デリケートゾーンの悩みは、なかなか人に相談できず、一人で抱え込んでしまう傾向にある。ワタファクでは、同じ悩みをもつ人たちと、デリケートゾーンの悩みについてコメント投稿やコンテンツで理解し合うとともに、製品開発会議などを通じて、ユーザーと悩みをケアする商品を共創していく。コミュニティサイトを通じて、個々人が、悩みをひとりで我慢せずにそれぞれに適した選択肢にたどり着くことを支援していく。
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