カンタンに言うと
花王は、洗たく後もタオルに残るニオイと繊維に潜む「バイオフィルム」が相関することを確認した。また、発生するニオイ成分は酸っぱいニオイを有するイソ吉草酸やヘキサン酸といった脂肪酸と特に相関があることを突き止めた。
衣類の不快なニオイに悩む生活者の声は多く、衣類・タオルの戻り臭、部屋干し臭は洗たくしても落としにくいと認識され、気になったことのある人の4割弱が完全に落とすことが難しいと回答している。特にタオルについては、「洗たく後には気にならないが、顔を拭くときに繊維の奥から嫌なニオイが湧きたってくる」「部屋干し臭を完全にはなくせない」といった声があり、洗たくしているにもかかわらず不快なニオイを感じてしまう場面が多々あることを把握している。
花王ではこれまでに、工場の排水設備、一般家庭のキッチンや浴室などの水回り、さらには口腔内など、身の回りのさまざまな場所に存在して悪影響をもたらすバイオフィルムについて幅広く解析し、対処技術を研究してきた。
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この記事は粧業日報 2024年3月25日号 4ページ 掲載
■全粧協、「2024年次大会in東京」を開催~「原点に立ち返る」を大会テーマに■花王、洗たく後のタオルのニオイとバイオフィルムとの相関を確認…(4)■ティアーズ、新製品発表会を開催…………………………………………(6)
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