ライオン、介護施設向けロボット事業の中間報告会に参加

粧業日報 2024年3月27日号 1ページ

カンタンに言うと

  • 「科学×楽しい」に基づく運動習慣で活き活きした高齢者づくりへ
ライオン、介護施設向けロボット事業の中間報告会に参加

 TANOTECHとライオン、筑波大学は、AMED 国立研究開発法人日本医療研究開発機構の令和5年度「ロボット介護機器開発等推進事業」にて採択された「リアルサイバースポーツ環境を作るコミュニケーションロボット」事業を通じて、「科学的×楽しい」に基づく「運動習慣づくり」を推進し、高齢者がより活き活きと暮らす社会の実現を目指している。その中間報告として3月13日、有明セントラル ホールにてカンファレンスが開催された。


 主催者を代表して挨拶したTANOTECHの三田村勉社長は、「私は小学生の頃にプログラミングを始め、社会に出てからは楽しく学べる鉄道の訓練シミュレーターなどを制作してきたが、2018年に独立することになった。福祉スタッフの楽を利用者の楽しみにということで『TANO』という名称でスタートし、いつか国家プロジェクトに採択されたらという想いで活動を続け、AMEDの事業として採択された。自動でいかに楽にスタッフの負担を軽減させられるかという観点で、このほどTANO坊ロボットを開発した。疑似体験散歩や脳トレ、発声などのレクリエーションにおいて、このロボットに司会進行を担当してもらうことで、介護施設におけるスタッフの負担軽減、人件費削減に貢献していきたい」と語った。

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