匠堂グループで化粧品容器・紙器メーカーのプラシーズは、環境負荷の低減に向けて、新しい技術開発の取り組みを促進する。環境に配慮した素材を用いた容器開発も、プラスチックと紙の双方からアプローチすることで、環境対応品のバリエーションを広げている。
同社は「採用実績も増えたことで、仕入先や協力会社からは、環境への取り組みで新しいことに挑戦し続けている会社として認知され、新しい素材や技術を提案していただく機会が増えている」と話す。
そうした同業者からの評価が従業員のモチベーションにもつながっている。コロナ禍で導入した社内情報共用システムの活用も拡大しており、自身の考えや意見を持ち、アクションに移す従業員が増えているという。
環境の取り組みは、特に釜石工場(岩手県)と佐野工場(栃木県)の2つの生産拠点が中心となって進められている。生産性向上に向けた業務の改善・見直しを進めるとともに、廃棄ロス削減に向けて、生産工程で発生した廃棄物などを自社内で循環リサイクルできる仕組みづくりに取り組んでいる。
釜石工場では、岩手県が推進する産業・地域ゼロエミッション推進事業に参画し、地域と一体となった取り組みも推進している。昨年は「釜石版ブルーカーボン・オフセット制度」を利用して、市内の海洋生態系が吸収・固定するCO₂(ブルーカーボン)を購入し、事業活動で排出されるCO₂排出量を中和化する取り組みを開始した(写真参照)。市内のカーボンオフセットを促進して地域環境活動に貢献していく。
釜石工場の好事例を横展開することで活動を推進し、自社で見出した好事例は、匠堂グループ内でも共有化を進めていく考えだ。
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この記事は週刊粧業 2024年7月1日号 30ページ 掲載
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