中央物産、物流費比率の最小化に挑戦

粧業日報 2024年9月12日号 1ページ

カンタンに言うと

  • 消費低迷やコスト増が懸念
  • カテゴリー提案が得意先に評価、EC向けのノウハウを蓄積
  • 合従連衡に向け物流整備に着手、ボトムアップ型組織へ転換
中央物産、物流費比率の最小化に挑戦

 中央物産(提坂直弘社長)はコロナ感染が5類に移行して化粧品の売上やインバウンド需要が回復し、2024年3月期のグループ(CBグループマネジメン)の営業利益は過去最高となった。

 今年度に入っても引き続き、好調に推移しており、第1四半期決算は2ケタの増収増益だった。猛暑で夏季商材が好調なほか、価格改定による単価アップも寄与している。

 値上げラッシュによる消費マインドの低迷や物流費・人件費などのコスト増が懸念されるが、マーケティング&セールの充実や物流費比率の最小化への挑戦などによって、今年度も過去最高の売上高・営業利益を計画している。

カテゴリー提案が得意先に評価、
EC向けのノウハウを蓄積

 化粧品・日用品市場の現状について、提坂社長は次のように説明する。

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