原料ディーラー大手マツモト交商(本社=東京)は11月25日と12月7日の2日間にかけ、大阪市と東京都内で「化粧品トレンド&処方展示会」を開催し、2会場で計540名の来場者を集めるなど初めての試みが盛況裡に閉幕した。
同社は従来から、春先の恒例「化粧品原料基礎セミナー」で通算15回の開催を継続している。これに対し、初開催として打ち出した今回の狙いは「まずは処方ありきで、化粧品の最新トレンドをご紹介する」(薬粧部 薬粧課)というもので、同社の主要取引先である12社の有力メーカーから賛同を得るなか、スキンケアを中心にヘアケアやサンケアなど5部類のカテゴリーから総計57種類の処方を来場者に提案した。
各処方の紹介ブースにはサンプルを用意して感触をその場で試せるよう配慮したうえ、持ち帰り用のサンプルも用意する周到さで来場者の関心を損ねないテーマに労力を惜しまなかった。総数として多彩に並んだ57処方はそれぞれ、「特徴づけが重複しないよう工夫し、それぞれにアプローチを変えた提案」(同)で見せ場を作った。
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