【化粧品アンケート調査】20代・30代女性のアンチエイジング化粧品の使用状況

週刊粧業

カンタンに言うと

【化粧品アンケート調査】20代・30代女性のアンチエイジング化粧品の使用状況

 限られたお金や時間の中で、レベルを落とさずにきちんと手入れをする――。美と健康については、そんな現代女性のライフスタイルが浮かび上がってくる。20~30代女性412名に行った今回のアンケート調査(調査協力:マクロミル)では、2009年と同様、生活シーン別の使用状況や注目カテゴリーなどについてたずねた。解説では、3年前との比較も行っている。(記事全文・アンケート詳細はこちら

【アンチエイジング】美白と並ぶドル箱領域には
20代・30代女性も“先手ケア”で関心

 週刊粧業は化粧品の成長領域「アンチエイジング」の将来性を診断するため、2011年夏に市場予測とも言える性質を持たせた特集企画を打ち出していた。

 同特集では、美容分野の情報発信で定評のあるWebサイトを運営しているオールアバウト(本社=東京、JASDAQ)がマーケット「アンチエイジング」に関し、「市場がさらに伸びていくものと見込んでいる」としたえうで、その根拠として「20歳代後半~30歳代の若い世代が早い段階から抗老化に分類できる化粧品を使い始めている」という市場の実態を明らかにしていた。

 また、オールアバウトはそうした市場性を裏づける動きや実例として、人気のSK-ⅡがCMタレントを桃井かおりから綾瀬はるかへスイッチしたケースを挙げたほか、通販大手の再春館製薬所(熊本県上益城郡)も若い層を想起させるTVCMをオンエアしていると指摘していた。

 言い換えると、20~30歳代女性の「アンチエイジング」に関する意識と使用実態を調査した本項目は、同ジャンルにおける“明日の担い手”を知るうえで非常に有効なアンケートだと言えるかもしれない。

 2009年に「アンチエイジング」という言葉を知っていた回答者が76.5%だったのに対し、本年は87.6%と実に11.1Pという顕著な上昇をみせた。

 同時に、前回はこれを「知らない」とした回答は23.5%と4分の1に迫る勢いだったが、3年間を経て12.4%と急激に少数化している。明らかに、抗老化アイテムの認知度が着実に高まっている軌跡がわかる。

 消費の担い手が減少して先細りが進む国内の市場性を考えた時、ひと昔前であればエイジングケアとは無縁だった若い世代に“先手ケア”の必要性と重要性を啓蒙し、新しい顧客層として取り込んでいくことが必須となりそうだ。

アンチエイジング化粧品の使用状況・質問項目】

①エイジングケアという言葉を知っていますか? 知っている/知らない

②知っている方のみ、そのイメージは?(複数回答)
肌年齢を若返らせる/高価格/初期老化対策が大事だ/高級感/自分にはまだ早い/年寄りくさい/医療の領域である/その他

③知っている方のみ、エイジング商品を知っていますか? 知っている/知らない

④使用している方のみ、そのタイプは?(複数回答)
たるみ/保湿/シミ/シワ/くすみ/美白/抗酸化/その他

⑤使用している方のみ、価格は?
1000円以下/3000円以下/5000円以下/1万円未満/1万円以上/2万円以上/3万円以上

【調査概要】
調査協力:株式会社マクロミル
サンプル抽出方法:株式会社マクロミルが保有するネットモニタからランダムに抽出
対象エリア:全国
調査対象者:20~39歳の女性
対象者割付:女性/20~24歳、女性/25~29歳、女性30~34歳、女性35~39歳(各103サンプル)
調査実施期間:2012年6月19~2012年6月21日

【PDFダウンロード】「【化粧品消費者調査】アンチエイジングの使用状況」はこちら

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