ヘアサロンやエステティックなど「施術」を売りの中心にしている業態で、近年は他の流通に差異化したサロン系ブランドの販売が活発化している。
企業や販売主体によって商品量やセールスの姿勢はさまざまだが、現在では会計を行うレジ周りをオリジナル商品が飾る光景が一般化している。ヘアサロンの場合はシャンプーメニューで使い心地を気に行ったヘアケア製品を購入する流れにわかりやすさがあるほか、一方、エステでは「家庭のケアこそ重要」といった提案で顧客へ製品を推奨する方法論があり、各サロンルートの小売に脚光が当たり始めている。
こうしたサロンチャネルは、品揃えや価格訴求のほかポイントの付与などを来店の呼び水としている流通小売業とは大きく異なり、店舗スタッフがコンシェルジュとなって購入の意思決定を引き出している。
2012年12月の株式上場で業界の関心を集めたアジュバンコスメジャパン(本社=神戸市)は、化粧品やヘアケア製品の理美容卸に特化した事業で業績を拡大してきた。
美容室や理容室のほかエステティックサロンが顧客となっている同社が上場を果たした背景には、広くサロン経営において物販小売業の重要度が増していると見て間違いがなさそうだ。
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この記事はC&T 2013年6月17日号 58ページ 掲載
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