全卸連、若手経営者主体の委員会「0-Next(ゼロ-ネクスト)」を新設

粧業日報 2016年5月25日号 1ページ

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全卸連、若手経営者主体の委員会「0-Next(ゼロ-ネクスト)」を新設
 全国化粧品日用品卸連合会(全卸連、事務局=東京)は5月13日に都内で「第42回通常総会」を開催し、組合会員や賛助会員ら総勢245名が参集して今年度の事業計画案など二議案を決議・承認したほか、懇親会では中間流通業者とメーカー各社が胸襟を開いた時間共有で日頃の結束を深め合った。

 開会宣言を兼ねて挨拶に登壇した全卸連の森友徳兵衛会長は、冒頭から「平成元年の全卸連加盟社数は2050社だったが、今年は280社を割り込み、この28年間で90%近い卸が消滅した」と厳しい現実に触れ、その原因は「合併による加盟卸の減少もあるが、地域卸の廃業や倒産に加えて新規卸売業の業界参入が少ないことも大きい。この事実は、過去の延長線上に卸売業の未来が存在しないことを意味している」と持論を展開した。

 そのうえで、森友会長は「我々も常に柔軟な発想に基づき、卸売業を構築していかなければならない。業界発展のためにも、今年度は若手経営者が主体となった委員会『0-Next(ゼロ-ネクスト)』を新たに立ち上げ、しなやかな発想を持つ若い人たちへ卸売業の将来ビジョンを委ねていく」と語った。

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