セントラル・コーポレーション、幹細胞・活性型FGF・世界初など差別化した化粧品を100個からOEM提案

週刊粧業 2017年1月23日号 9ページ

カンタンに言うと

セントラル・コーポレーション、幹細胞・活性型FGF・世界初など差別化した化粧品を100個からOEM提案
 セントラル・コーポレーション(本社=岡山市)は1980年の創業以来、在庫バルクの小分けではなく、ゼロからのオリジナルブレンドで「わずか100個から化粧品をつくる」小ロット製造のパイオニアとして知られる。

 独立を目指す起業家を支援し続けて今年で38年目を迎え、2011年にはこうした取り組みが評価され、旧皇族の伏見博明氏より社会文化功労賞が授与された。

 同社では小ロット製造による化粧品OEMと並行し、創業から一貫してエイジングケア化粧品研究にも取り組んでいる。

 笹山博史社長に、今展示会の見どころやポイントについて話を伺った。

「ヒト幹細胞」化粧品を提案
競合少ない今が絶好の機会に

 ――今回の出展内容をお聞かせください。

 笹山 化粧品開発展では「必ず売れる」をキーワードに、差別化した化粧品をわずか100個からでもOEM製造できることを強くアピールしていく。

 ――「差別化した化粧品」とは、具体的にどのようなものでしょうか。

 笹山 有効成分を角質層にパテのように塗って保湿を行う従来の「保護化粧品」の時代は終わり、医学の発達によって肌の細胞を増殖させる「アンチエイジング機能」を持つ化粧品が求められていることは周知の事実だ。

 しかし、多くの販売会社が同じアンチエイジングの原料を使用すれば自ら競争の中に身を置くことになり、足の引っ張り合いが起きてしまう。他社と差別化し、売れる化粧品を生み出すためには、「キャッチコピーのある」ことが必須条件となる。



 ――キャッチコピーを持たせた化粧品OEMの製品例についてお聞かせください。

 笹山 ブースでは、iPS細胞やES細胞の話題で一躍有名になった「幹細胞(ヒト)」配合の化粧品OEMを提案する。

 幹細胞は、「どんな細胞にもなれる」「分化して際限なく増殖できる」といった性質を備えた万能細胞で、病気やケガで細胞が傷ついたときに治癒し、死んだ細胞を補うのも幹細胞の役割だ。ヒト幹細胞には私が長年研究を続けてきた「活性型」のEGF、FGFといった成長因子も含有している。

 今後は、次世代の成分である「幹細胞化粧品」の時代が間違いなく到来する。幹細胞化粧品は既にOEMの実績があり、EGF化粧品で月商100万円のあるクライアントが、当社が提案する幹細胞化粧品に切り替えたところ、月商が5倍の500万円に急伸した。

 このほか、年商50億の企業も採用に向け取り組みを始めている。ほとんど世に出ていない幹細胞化粧品を、オリジナルブレンドで発売するには今がチャンスだ。

 ブースでは幹細胞化粧品だけでなく、「世界初」を広告で訴求できる化粧品OEMも提案する。この具体的な情報に関しては、ブースに来場いただいた方に紹介したい。

 化粧品の広告においてネックとなるのは薬事法で、発売元にとって頭を悩ませるものだ。そうした中で、広告において「世界初」と非常に訴求力の強いキャッチコピーが打ち出せることは、発売元にとって大きな武器となるだろう。

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