近代化学、「苺果汁」配合シャンプーを筆頭にヘアケア・ボディケアOEMで新提案

週刊粧業 2017年1月23日号 10ページ

カンタンに言うと

近代化学、「苺果汁」配合シャンプーを筆頭にヘアケア・ボディケアOEMで新提案
 ヘアケア関連製品を中心に、化粧品・医薬部外品OEMを展開している近代化学(本社=神奈川県海老名市、岡部達彦社長)は近年、「原料からアイデアを提供できるOEMメーカー」を目指し、独自原料の開発に注力している。

 今展示会では、海老名市の特産品である「苺」を独自に原料化し、苺果汁配合シャンプーOEMを新たに提案する。

 製品に使用する苺は、形の歪みや収穫時期を過ぎていることなどを理由に、これまで廃棄されてきたものを使用している。原料化においては、神奈川県産業技術センターの協力のもと、苺果汁を酸化させずに抽出することに成功した。

 岡部達彦社長は、果汁をシャンプーに配合するメリットとして、「ヘアケア製品に配合される一般的な植物エキスは、グリセリンやBG(ブチレングリコール)による抽出法がほとんどで、エキス自体は配合比率で1%にも満たないほど薄まっており、香り付けとしての用途に限られてしまう。一方で、『果汁』には単なる香り付けではなく、ポリフェノールやビタミンCといった、果汁でしか得られない成分を丸ごと配合できる点がエキスと大きく異なる」と説明する。

 今回の展示では、苺果汁配合シャンプーOEMを多くの来場者にアピールするべく、サンプリングを実施するほか、ブースレイアウトにもこだわり、苺を連想させる赤を基調としたデザインを採用し、来場者のアイキャッチを狙う。

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