東洋新薬、愛媛県の「媛小春」に肌の保湿にかかわる成分を発見

粧業日報 2017年4月5日号 6ページ

カンタンに言うと

東洋新薬、愛媛県の「媛小春」に肌の保湿にかかわる成分を発見
 化粧品・健康食品のODMやOEMを展開する東洋新薬は、愛媛県産業技術研究所との共同開発で、愛媛県限定栽培の希少柑橘「媛小春(ひめこはる)」の果皮抽出物が肌の保湿関与成分の産生を促進する可能性があることを確認した。

 同成果は、3月24~27日に仙台で開催された日本薬学会第137年会で発表している。

 同社は、2013年12月に愛媛県との連携・協力に関する協定を締結し、愛媛県産業技術研究所との共同研究により、県内の農林水産物を活用した機能性素材を開発し、地域産業の活性化に取り組んでいる。

 今回、県が開発した媛小春の果皮抽出物が肌へ及ぼす影響について、ヒト表皮角化細胞を用い、in vivoで評価した。その結果、媛小春が肌の保湿関与成分であるフィラグリン遺伝子の発現を促進させることを確認した。

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