エトワール海渡、夏を楽しむ商材集めて企画実施

週刊粧業 2018年4月23日号 8ページ

エトワール海渡、夏を楽しむ商材集めて企画実施
 総合卸商社のエトワール海渡は直営の3店舗にて、夏を楽しむ商材を集めた企画「Enjoy Summer(エンジョイサマー)」を4~6月にかけて実施し、様々なジャンルの商品の提案を行っている。

 4月は暑さへの準備として「ひんやり」グッズを展開し、5月には見た目に涼しいブルーのアイテムを揃えるなど、毎月品揃えの中心となる商品や見せ方を変えていく。

 企画内容は、時流や注目されるキーワードに即しておおまかに決めた後、メーカー・小売店からの情報を加味しながら、各売場の特色を生かしたコーナー提案に落とし込んでいるという。

 こうした展示アイデアは、小売店への品揃え提案に直結している。

 「同じ商品でも、商品アピールの切り口を変えて陳列することにより、新鮮さが出る。色で訴求する際は、普段扱わないような洋品やアクセサリー、マニキュア等も商材になり得る。当社では幅広いカテゴリーの商材70万品目を扱っているため、幅広い組み合わせ方の提案が可能だ」(担当者)

 商品ジャンルを超えたクロスMDの提案力が同社の魅力となり、販路を広げたいメーカーや幅広いジャンルの商品を揃えたい取引店から支持されているという。

 現在、化粧雑貨売場のエンジョイサマーコーナーでは、自社製品の「アウトドアUV」シリーズのクールタイプスプレーを中心に、アウトドア向けひんやりグッズの提案を行っている。

 4タイプをラインナップしている同シリーズは、子供にも使える処方設計で、日やけ止め成分と虫の嫌う天然ハーブの香りも配合している。「安心安全」「自然派」「子供も使用可能」という現在の市場ニーズとうまく合致し、売上を伸ばしているという。

 「当社の売場は取引先小売店での売れ筋情報をキャッチする場でもある。小売店からの情報は、メーカーにもフィードバックし、次の商品開発に役立ててもらっている」(担当者)
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