あらた、中期経営計画を1年前倒しで上方修正

粧業日報 2018年9月11日号 3ページ

あらた、中期経営計画を1年前倒しで上方修正
 あらた(須崎裕明社長)は前期、売上、利益共に予想を上回る増収増益で過去最高の業績となった。これを受けて2020年3月期まで3カ年の「中期経営計画」の目標数値を1年前倒しして上方修正した。

 「あらたセカンドステージ」の最終年度である2020年3月期は、売上高7800億円、経常利益105億円、当期純利益68億円、9%台の実現をめざす。

「世の中の変化に先手を打つ」

 今期から営業本部長に就任した表 利行 取締役常務執行役員(61)は、直前まで広域量販部長として全国を飛び回っていた。

 営業本部としての基本課題について表本部長は、「人口の減少、世代の変化は急速であり、画一的な対応は通用しない。とくに我々卸売業だけでなく、流通全般の人手不足は深刻化している。今年6月に本格稼働した『九州南センター』(鹿児島市七ツ島、延床面積5072坪、処理能力150億円)は、当社で初めてAIを搭載したロボットを導入している。だがこうしたAI化はまだ全体の僅かな部分に過ぎない。

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