サンギ ロズリン・ヘイマン社長、アパタイトカンパニーとして世界で存在感を高める

週刊粧業 2018年10月15日号 21ページ

サンギ ロズリン・ヘイマン社長、アパタイトカンパニーとして世界で存在感を高める
 薬用ハイドロキシアパタイト配合ハミガキを展開するサンギは、「アパデント」「アパガード」を軸にハミガキ市場の中でも2ケタ伸長が続く「美白高機能」カテゴリーを牽引し続けている。

 5年前のインタビューでハイドロキシアパタイトのスキンケア製品への応用化を示唆していた同社は、先ごろスキンケア用アパタイト「アパリン」の開発に成功し、2018年9月にスキンケアライン「HAP+R(ハップアール)」を発売してスキンケア市場に参入した。

 ロズリン・ヘイマン社長は、新たな成長戦略として「医療機器分野、さらには医療分野への参入を目指す」と前を見据える。

独自成分の理解深まり製品評価に
女性クチコミ№1ブランドに成長

 ――前回(創刊60周年記念特大号)のインタビューから5年経ちます。2016年7月には社長へ昇任されましたが、この5年間を振り返っていかがですか。

 ヘイマン この5年間は主力の「アパガード」ブランドを中心に売上も堅調に伸びています。

 「アパガード」は、TVCM放映で大ヒットした翌1996年をピークに売上は下降路線を辿っていました。その後は、アイテムを絞り込みながらブランドの再構築を推進してきました。

 V字回復から今のサンギがあるのは、若手を中心とした社員の力によるものです。

 CMの反響により、イメージが先行してしまったことを省みて、「ナノ粒子薬用ハイドロキシアパタイト〈mHAP〉」の成分理解やmHAP配合ハミガキの製品理解を深める啓蒙に力を入れて取り組んできました。

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