ライオン、初のハミガキ一貫生産を坂出工場で実現

粧業日報 2019年10月31日号 4ページ

ライオン、初のハミガキ一貫生産を坂出工場で実現
 ライオンは、ラミネートチューブの生産からハミガキ内容物の生産、充填、包装、段ボール箱への箱詰めまでの工程を一箇所で行うハミガキの一貫生産を実現し、資材調達の効率化、生産のスピードアップを図る。

 一貫生産を行うために、2021年中の稼働を予定している新ハミガキ工場(香川県坂出市)の建設にあわせて、隣接地に大日本印刷(DNP)がハミガキ用ラミネートチューブの製造設備(チューブ工場)を設置する。

 同一敷地内でハミガキとチューブの生産工場を隣接させて稼働させることによって、同社では初めてのハミガキの一貫生産となり、生産性向上を図っていく。

 また、最新鋭の製造設備を導入することで、生産能力の増強を行う。

 オーラルケア市場は、国内での健康志向の高まりに加え、高品質な日本製品に信頼を寄せる海外顧客の支持を得て、需要拡大が続いている。

 今後さらに拡大が見込まれる国内外のハミガキの需要拡大に対応するために、同社として初めて、同一敷地内にハミガキとラミネートチューブの生産工場を建設し、ハミガキの一貫生産を行うことにした。

 最新鋭の製造設備を導入することで、ラミネートチューブのハミガキ工場への自動搬入から、内容物充填工程までの無人化を日本で初めて実現する。

 また、ハミガキ製造設備や内容物充填機の自動洗浄による作業の効率化を図るとともに、チューブ運搬箱のIT管理によってハミガキ工場とチューブ工場相互の資材の需要、供給データの共有化を行い、タイムリーな生産体制を構築する。

 品質管理の徹底に向けては、適正製造基準(GMP)対応による品質管理の徹底、省エネルギー化に向けては、工場敷地内厚生棟の屋上に太陽光パネル設置し、再生エネルギーの活用と省エネルギーを行っていく。

 チューブ工場概要/建設予定地=香川県坂出市番の州22-1(ライオンケミカル㈱オレオケミカル事業所内)▽建築面積=4900㎡▽着工時期(予定)=2019年中▽稼働開始(予定)=2021年中
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