チェントトレンタ、AIとホスピタリティの調和で新たな化粧品販売へ

週刊粧業 2020年1月1日号 34ページ

チェントトレンタ、AIとホスピタリティの調和で新たな化粧品販売へ
 チェントトレンタは、原液コスメブランド「マテリアプリマ」(30種30アイテム、各30 mL、3000~3万円)の発売とともに、自分に最適な美容成分選びをサポートするAI接客販売システム「AI.Cierge(アイシェルジュ)」を用いた化粧品販売を1月21日、阪急うめだ本店7階にオープンする直営旗艦店で開始する。

 アイシェルジュは、市販されている化粧品の成分データを記憶しており、顧客が普段使用している化粧品成分とその人自身が感じている肌の悩みなどから、肌に必要な原液コスメ(美容成分)を導き出す。

 同社代表で商品開発も自ら行う大橋功氏と、「アイシェルジュ」を開発したシステムデバイステクノロジー社の本田稔代表に話を聞いた。

 ――「マテリアプリマ」の開発経緯についてお聞かせください。

 大橋 食事に関しては、その日の体調などに合わせて選ぶことができているのに、スキンケアではその日の肌の状態にかかわらず同じアイテムを使って同じケアを行っている。

 化粧品業界に約30年携わってきて、そうした違和感を解消したいという気持ちが「マテリアプリマ」開発の根底にあった。

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