ライオン、2020年ライオン会総会を開催

粧業日報 2020年2月21日号 2ページ

カンタンに言うと

  • 日本で「ビジネスモデル」を進化し、アジアで「ローカライズ」を推進
  • ケア意識を高め、支出額増やすことで市場拡大へ
  • 2020年は新市場創出商品で業界を活性化
ライオン、2020年ライオン会総会を開催
 ライオンは2月4日、都内ホテルに全国より多数のライオン会会員卸売業幹部を招き、「2020年ライオン会総会」を開催した。

 まずはじめに掬川正純社長が主催者を代表して挨拶に立ち、日本のトイレタリー市場で高齢化が急速に進展する一方で、中国では日本ブランドに対する信頼感が高まっているといった時代背景について説明。高齢化最先進国・日本での経験を最大のアドバンテージにし、日本で「ビジネスモデル」を進化し、アジア各国で「ローカライズ」を推進することで、日本生まれ・アジア育ちの世界企業として成長していく方針を明らかにした。

 続いて、今後同社が日本で育む価値として、「高齢化社会に適合した商品・サービス」「脱炭素・資源循環型社会に向けたライフスタイル」「緻密なモノづくり」の3つが重要になってくると語った。

 アジア各国への展開に向けては、入口として日本でインバウンド客へのトライアルを促し、次に越境ECなどアウトバウンドでリピートにつなげ、最終的に現地購買によるロイヤル化を進めることが望ましいとの認識を示した。

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