草苅「espoir/エスポワール」、お客様起点に徹し需要を創造

週刊粧業 2020年3月9日号 7ページ

草苅「espoir/エスポワール」、お客様起点に徹し需要を創造
 新型肺炎の感染拡大にともない大手の化粧品メーカー各社は、化粧品販売時の店頭接客で、マスク着用や手指アルコール消毒、直接肌に触れる活動の自粛を発表した。

 各社の早期対応を好意的に捉える見方は強いが、メーカーの商品を販売する専門店はどう捉えているか。

 群馬県(2店)と埼玉県(1店)でセレクトコスメショップ「espoir/エスポワール」を運営する向山恭弘社長に現在の店の状況について話を聞いた。

非常事態であるからこそ
専門店の存在意義を追求

 向山社長は開口一番、「テナントとして出店している以上、まずは館の指示に従う」と話し、こう続けた。

 「その上で、お店はお客様のためにあるという視点を重視したい。ありがたいことに、こんな状況下でもお客様は来店してくださっている。そもそも肌実感を提供せずに商品を販売するだけならば、当店のような化粧品専門店に来店する必要はない。したがって、来店されるお客様が望むのであれば、お店としては平常通りの接客をするし、求められれば、カウンセリングもエステも行うスタンスで営業していくつもりだ。スタッフも美容部員もそれに応えたいという気持ちを持って働いてくれている。もちろん、接客前に消毒アルコールを使用するなどの十分な対策はとる。メーカーには、そうした店側のスタンスをはっきり伝えている」

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