小林製薬、トイレの消臭元に高機能タイプが登場

週刊粧業 2020年7月6日号 24ページ

小林製薬、トイレの消臭元に高機能タイプが登場
 小林製薬は、置き型タイプの芳香消臭剤ブランド「消臭元」から、トイレ用の付加価値シリーズ「トイレの消臭元 CLEAN(クリーン)」(2種各400mL、参考価格398円前後)を6月18日に発売し、トイレ用芳香剤市場の活性化を促す。

 秋の注力製品の一つに位置づけながらも、湿気の多い梅雨期や夏季もニオイが気になりやすいことから、既に販売を開始して売場を盛り上げている。

 既存の消臭元ユーザーのスイッチを促し、満足度向上を図るとともに、新規ユーザーの獲得を図り、市場拡大に貢献していく。

 トイレ用芳香剤市場は昨今、機能訴求の製品が支持され、市場が拡大している。19年も2ケタ伸長した。

 「トイレの消臭元 CLEAN」は、掃除しても取り切れなかった悪臭成分もしっかり消臭する新処方を採用して消臭機能をさらに高めた。

 トイレの悪臭成分の一つは、掃除しても取り切れない尿由来の「トリメチルアミン」で、掃除しても取り切れない部分から発生する。その悪臭成分「トリメチルアミン」に効果のある「消臭ポリフェノール」を新処方に配合した。

 「消臭ポリフェノール」は、悪臭との反応部位が多い構造を持ち、悪臭をキャッチしてすばやく中和消臭する。

 消臭元ブランドは、大容量で効果が長持ちという特徴から、家族で暮らす一般世帯のユーザーが多い。そこで、香りは、誰もが好むせっけんやシャンプーを想起させる清潔感のある香りにこだわり、フローラルフルーティ調(ウォータリーサボン)と、グリーンフローラル調(フレッシュシャワー)の2種類をラインナップした。

 7月から8月にかけて売場提案を強化して認知拡大を図り、10月からは広告を展開し、売場と連動させる。

 また、秋にかけては、複数の芳香消臭剤シリーズからも新製品やリニューアル品の発売を予定している。
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