アルビオン、熊谷事業所「K1200プロジェクト」が結実、竣工式を開催

粧業日報 2020年8月31日号 4ページ

カンタンに言うと

  • 生産拠点を増強し、高品質なものづくりへ
アルビオン、熊谷事業所「K1200プロジェクト」が結実、竣工式を開催
 アルビオンは、今後の持続的成長を見据え、2018年3月より生産・物流拠点である熊谷事業所にて推進してきた「K1200プロジェクト」が結実し、このほど、第一生産棟が完成した。

 第一、第二生産棟と基盤が整ったことで、生産高1200億円をクリアしつつ、より高品質な商品の提供が可能となった。

 8月7日に開催された竣工式には、来賓の大野元裕埼玉県知事をはじめ、小林英夫名誉会長、小林章一社長らが出席。午前10時30分より熊谷工場内にて行われた。

 大野埼玉県知事による「今後も熊谷市から日本の化粧品業界をリードしていくことを大いに期待している」という祝辞に続き、小林社長は「新生産棟の着手は、私にとって壮大なプロジェクトだった。新生産棟の完成がアルビオンの発展に大いに貢献するであろうと確信している」と挨拶した。

 同社では、需要拡大に伴い、2009年より生産高800億円に対応可能な生産体制を築く「K800プロジェクト」をスタート。生産エリアの拡大や衛生環境の拡大を目指し、2015年には工場の敷地内に新たに資材厚生棟を設立した。

 これまで生産棟内に設置していた資材倉庫や食堂、事務エリアを資材厚生棟へ移動させることで生産棟(現第二生産棟)を独立させ、そこに主力商品の「薬用スキンコンディショナーエッセンシャル(スキコン)」や乳液の自動化ライン、メイクセル生産エリアを新設するなど、生産能力を大幅に拡大した。

 さらに2016年には、近年の国内外の需要増加への対応を図るため、事業所では生産高1200億円に対応可能な「K1200プロジェクト」を始動。2020年7月の竣工・稼動を目指し、スキンケアのバルク(化粧品の中身)製造と、「スキコン」や乳液などの大量生産品に特化した新生産棟の建設に着手した。

 今回完成した新生産棟(地上4階建て、延床面積1万2598㎡)は、2020年8月より稼動。「生産力の向上」「品質の維持」「自動化の推進」をプランニングコンセプトにしており、第二生産棟と併せてスキンケアの生産能力を1.3倍に引き上げるとともに、医薬品レベルの品質管理を実現させるなど、生産体制の強化を実現している。
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