ユニファースト、環境に配慮したノベルティグッズOEMが好調

粧業日報 2020年10月30日号 3ページ

ユニファースト、環境に配慮したノベルティグッズOEMが好調
 企業向けオリジナル販促グッズや記念品などのOEM生産を手がけるユニファーストは、一般社団法人SDGs市民社会ネットワーク(SDGsジャパン)の会員社として環境に配慮したモノづくりに注力し、事業活動を通じてSDGsの達成に貢献することを目指している。

 販促グッズでは現在、ペットボトルのリサイクル繊維(再生ポリエステル)素材を活用したエコバッグのOEM受注がレジ袋の有料化を機に拡大しているという。

 同社が提案するエコバッグは、簡単に洗えて乾きやすいEVA素材を使用した「洗って使えるエコバッグ」をはじめ、ビブスとして着用できる応援グッズの新定番「着られるエコバッグ」など、独自性の高いアイテムを幅広く展開している。

 営業担当の全聖愛(ジョン・ソンエ)氏は、エコバッグの商品特長について、「コロナの影響により、衛生面の観点から洗濯できるエコバッグのニーズは高まっているが、市場では依然として少ない。着られるエコバッグは、応援ユニフォームに早変わりするユニークな商品で、競合他社との差別化につながっている」と説明する。

 化粧品業界での採用実績に関しては、「通販系のクライアントから『ノベルティのエコバッグがきっかけで商品の販促につながった』という声が寄せられている。今年は販促グッズの中でもエコバッグの特需が続く見通しで、来年以降は環境に配慮した化粧ポーチなどのニーズが高まってくるだろう」と話す。

 化粧ポーチでは、エコバッグと同様に再生ポリエステル生地やEVA素材を用いた「洗って使えるポーチ」の提案が可能だという。

 「再生ポリエステル生地は、従来のポリエステルとほとんど見た目が変わらない。再生生地を使用する際、エコバッグなどサイズの大きい商品を作ると従来の素材よりもコストが上がるが、ポーチのサイズなら従来の素材と遜色ないコストで生産できる。小ロットの場合は色のバリエーションが少ないが、大ロットならば染色によってデザイン性の幅を広げることが可能だ」(全氏)
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