ケイズ、地元の高校生とハンドクリーンジェルを共同開発

ケイズ、地元の高校生とハンドクリーンジェルを共同開発
 化粧品容器の卸販売と化粧品の研究開発・製造を手がけるケイズ(本社=石川県金沢市)は、石川県立大聖寺実業高等学校情報システム科の学生2名と共同で、地元の温泉水を配合したアルコール入りハンドジェル「山中温泉ハンドクリーンジェル」(30mL・500円〈税込〉)を開発した。

 同品は、大聖寺実業高校の「実高展」(11月21日、22日)で販売を開始し、その後は温泉水の提供に協力した加賀市山中温泉にて一般販売を予定している。

 同社では、昨年から大聖寺実業高校の学生と共同開発を行っており、前回は地元の温泉水を使用したハンドクリームを開発した。

 2回目となる今年は、新型コロナウイルスの感染拡大による影響で客足に伸び悩む地元の温泉地を盛り上げ、訪れた人に感染症対策を行いながら安心して観光を楽しんでもらいたいとの想いから、温泉水を使用したハンドジェルを企画した。

 山中温泉ハンドクリーンジェルは、アルコール70%で手指を清潔に保ちながらも、肌を乾燥から守る保湿成分のグリセリンを配合している。また、香りで気分をリフレッシュできるよう、「ぶどう」「ゆず」の2種類の香りをラインナップした。

 今回参加した学生は情報システム科の3年生2人で、課題研究の一環として今年6月から共同開発プロジェクトを開始。9月にはケイズ本社を訪れ、工場見学を通して化粧品の商品企画や製造方法を学んだという。

 「成分や香り、容器に至るまで、地域を活性化するために良い商品を作りたいという学生さんの強いこだわりが反映されている。今後も社会や地域貢献の一環として、地元の学校や企業とのコラボレーションを推進していきたい」(同社)
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