メリードゥビューティプロダクツ、エコサート認証取得工場を主軸に多様な提案でSDGs貢献進める

週刊粧業 2021年1月1日号 87ページ

メリードゥビューティプロダクツ、エコサート認証取得工場を主軸に多様な提案でSDGs貢献進める
 エコサート認証取得工場を拠点にオーガニック・ナチュラル化粧品のOEM事業を手掛けるメリードゥビューティプロダクツは、サステナビリティに貢献できる幅広い提案体制を整えている。津野田正弘社長に話を伺った。

 ――20年の振り返りは。

 津野田 新型コロナ感染拡大で安心・安全ニーズの高まりや企業のイメージ戦略などから、サステナビリティやSDGsへ注目が集まった。

 この流れとオーガニック・ナチュラル化粧品は親和性が高く当社へのお問い合せも増加しているが、中でも他社との差別化を図りたい要望が増えた。

 こうした中、2014年にエコサート認証を取得した当社は、原料トレーサビリティが確保された幅広い処方の提案体制を整えており、品質への信頼はもとより、持続可能なビジネスモデルが確立可能だ。

 ――21年の重要施策は。

 津野田 SDGsで定められた17の目標のうち、「つくる責任、使う責任」や「気候変動」「海」「陸」の保護に貢献できる取り組みを進めている。

 一例として、1月から植物由来インクを加えたほか、FSC認証紙を使用したパッケージの採用も検討している。

 責任ある森林管理の普及を目的とした国際的な非営利団体・FSCから認められた木材や、適切な森林資源の使用につながる原材料を用いて作られるため、環境保全への貢献が可能といえる。

 さらに、バイオマスプラスチック容器の採用も模索している。

 今後はこうした取り組みと、エコサート認証を掛け合わせた企画パッケージとして提案し、お客様とともに国連サミットで採択された国際目標に関連したサステナビリティに貢献していきたい。
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