コーセー、Share the Bloomキャンペーンを実施

粧業日報 2021年7月7日号 3ページ

2021年7月7日 11:30

粧業日報 ESG・SDGs・CSR活動

カンタンに言うと

エチオピアのバラ農園で働く女性の生活環境の改善を目指す

　コーセーは、企業名「KOSÉ」を冠するハイプレステージブランド「インフィニティ」より、11月16日に限定発売するフェイスパウダー「ロイヤルフラワーコレクション Ⅹ コンパクトパウダー」（1個入り7150円、2個入り1万1000円）にて、売上の一部を発展途上国の生活環境改善に役立てる「Share the Bloom」キャンペーンを実施する。

　「美しさは力になる。咲かせよう、可能性の花。」をメッセージに掲げ、エチオピアのバラ農園で働く女性の生活環境改善を目指す。

　アフリカ大陸東側の内陸国エチオピアの高原地帯は、バラの栽培に最適な環境で、美しく咲くバラは、コーヒーに続く輸出品目として期待されており、女性がバラ農園で働くという雇用を生み出している。

　近年、高い経済成長が続いているものの、国内での経済格差が広がりつつあり、慢性的な食料不足、衛生環境整備の遅れ、ジェンダー間での教育格差など、さまざまな課題を抱えている。

　特に農村部の女性においては、経済的理由から生理用品を購入することができないほか、生理期間には仕事や学業を休まざるを得ないなど、さらなる男女間の経済格差を引き起こしていることが社会問題となっている。

　そこで同社は、発展途上国の女性や子供の生活環境を改善する「One of Loveプロジェクト」（事務局：一般社団法人One of Loveプロジェクト）の取り組みに賛同。プロジェクト期間中に購入された「ロイヤルフラワーコレクション Ⅹ コンパクトパウダー」1点につき、洗って繰り返し使える生理用品1枚を、エチオピアのバラ農園で働く女性に寄附し、経済的負担の軽減や生活環境改善を支援する。

　「One of Loveプロジェクト」は、女優の夏木マリが中心となって推進する音楽とバラで、途上国の子供たちの教育環境、働く女性たちの雇用整備の向上を目指す支援活動で、インフィニティのブランドミューズに夏木さんを迎えたことをきっかけに、このプロジェクトへの賛同を決定した。

　「ロイヤルフラワーコレクション Ⅹ コンパクトパウダー」のコンパクトには、アフリカンローズの力強い生命力にインスパイアされた華やかで温かみのあるデザインを採用し、ローズを手にした絵柄をパウダーのプレス模様にあしらうことで、「開花する可能性をシェアする」という想いを込めた。

　また、品質にもこだわり、パウダーのひとつひとつをローズエキスで包み込む、独自のフラワーエッセンスシャワー製法を採用。しっとり溶け込むように密着し、薄く均一な粉感のない仕上がりが持続する。