コスメテックジャパン、コロナ禍ニーズに応える提案で好調に推移

週刊粧業 2021年8月23日号 8ページ

カンタンに言うと

  • 新たな市場を切り開く市場創造型OEM
コスメテックジャパン、コロナ禍ニーズに応える提案で好調に推移
 コスメテックジャパン(本社=大阪市中央区、藤本謙介 代表取締役兼CEO)は企画提案力を強みに、コロナ禍での新たなニーズをいち早く捉えた製品開発を行っており、前年比120%と好調に推移している。

 同社は、コロナ禍においても、スピード感を持って、常に新たな取り組みを推進してきた。

 2020年4月には「コロナに負けるな企画」を立ち上げ、マスク悩みをケアするアイテムやテレワークにおける悩みを解決するアイテム、手洗い消毒による手荒れをケアするアイテムなど、コロナ時代だからこそ必要とされる製品を提案した。

 「素早くコロナ禍にアプローチする企画を提案したことで、消極的になっていたお客様にも関心を寄せていただき、商品化につなげることができた」(藤本社長)

 さらに、これまでの概念にとらわれない次世代ビジネスモデルを創出するため、改めて社員全体でブレストを行い、その中で出てきたアイデアを次々と実現してきた。新たな取り組みの一つとして、ビジネスマッチングを推進してきたという。

 「OEMを通じてお客様のビジネスモデルを深く知ることになるため、強みや弱みも把握している。そういった側面を生かして、お客様である企業同士をWin₋Winの関係で結び付けるお手伝いをしてきた。実際にいくつか成功例も出てきており、当社にとっても新たなビジネスチャンスにつながった」(藤本社長)

 今年1月からはバーチャル展示会を実施している。ニューノーマル時代に対応する提案が好評を博し、多くが商品化へつながった。動画やバーチャルデザインも外注することなく自社で制作したという。

 今後は、バーチャルの強みとリアルの良さを融合したハイブリット型の展示会を展開していく方針だ。

 「当社はこれまで、受け身のOEM企業ではない、市場創造型OEMとして、新たな市場を切り開いてきた。こうした時代だからこそ求められる商品も存在し、チャンスはいくらでもある。今後は、新たに『ZERO to ONE』をパーパスとして掲げ、まだ世の中にない商品やサービスを0から創り出すことで、パートナーであるお客様と共に成長し、社会に貢献していくことを目指していきたい」(藤本社長)
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