ハリウッド 牛山社長に聞く、化粧品業界に先駆けてSDGs活動を推進

C&T 2021年9月15日号 72ページ

カンタンに言うと

  • DX推進で業務効率化を実現、フレキシブルかつ迅速な対応で社会に貢献
  • ソイプロテインがヒット、フレイル予防にも効果的
  • 研究所所長・工場長も女性が務める、化粧品業界の常識を覆してきたハリウッド
  • 中途半端な選択がなくなっていく、本物だけが選ばれる時代へ
  • 障がい者アートを積極的に採用、ジェンダーレスコスメの展開も
  • 客観的に自社の取り組みを評価し、今後は情報発信を強化していく方針
ハリウッド 牛山社長に聞く、化粧品業界に先駆けてSDGs活動を推進
 牛山大輔氏は2016年の社長就任から、ベンチャー精神を合言葉に、様々な変革に取り組んでいる。

 コロナ禍ではソイプロテインが伸長したほか、ジェンダーレスコスメの展開も開始。大正14年(1925年)に美容室を開店し、美容師養成と化粧品製造をはじめたことを創業の礎に、美容室経営・学校教育・化粧品製造を軸に事業を展開してきたハリウッドは、創業100年を目前にしている。

 同社の近年の取り組みと現在の注力事業について、牛山社長に話を伺った。



DX推進で業務効率化を実現
フレキシブルかつ迅速な対応で社会に貢献

 ――コロナ禍で注力した取り組みについてお聞かせください。

 牛山 感染拡大の中、社員と社員の家族の健康を第一に考えて労働環境を整えてきた。96年の歴史の中で、戦争や巨大地震を何度も体験してきた当社は、必要以上に災害対策、リスク対策を考えてきた。

 慎重すぎて、社員に寄り添い過ぎていて、売上に直結しないことへの対応が多過ぎたかもしれない。それでも社員が財産だと考え、安全と健康に向けた取り組みを徹底してきた。

 また、2020年の3月には、急遽工場にあるアルコールを活用し、アルコール濃度70%のハンドローション「メイちゃんのハンドローション」を発売した。

 乾燥しがちなアルコールローションに、ヒアルロン酸を配合することで、手指にやさしい化粧品会社らしい除菌ローションとなった。

 予測不能な事態に対しても、中小企業だからこそ、常にフレキシブル、迅速な対応が可能であり、「フルーガルイノベーション」をキーワードに、時代に合わせて素早く社員にも社会に対応するのがハリウッドの経営哲学だといえる。

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