カンタンに言うと
花王は、1991年に誕生したカネボウ化粧品のプレミアムブランド「ミラノコレクション」(以下、ミラコレ)が、おしろい市場で16年連続売上№1シリーズ(2008年1月~2023年12月)を記録し、国内で約40万人のカスタマーに支持され、今もなおロングセラーを続けている。
近年は、愛用者との絆を紡ぐリテンション型マーケティングに力を注いでいるほか、著名アーティストとのコラボレーションやフェースアップパウダーのトライアル品など様々な企画でSNSでの話題化を図り、新たな客層を開拓している。
ロングセラーの秘訣について、植田優子氏に話を伺った。
――改めてミラコレについてご紹介いただけますか。
植田 ミラコレは、「芸術が与える感動のように、一人ひとりの日常を感性豊かに満たしていく」をブランドパーパスに掲げ、肌と心に感動を与える体験を提供価値としている。
真心ある丁寧なコミュニケーションを大切にし、リアルできちんとお客さまと対面してご紹介する美容部員(ブランド エバンジェリスト)やお店様の推奨によって成長してきたブランド。取扱店は現在約1万6000店舗まで拡大し、ほぼ全流通で横断的に展開している。
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この記事は週刊粧業 2024年4月8日号 5ページ 掲載
■特集/SNS時代、ロングセラーのつくられ方~新客獲得もロイヤリティ向上もSNS起点に掲載企業/花王(マステージブランドビジネスグループ ミラノコレクション マネジャー 植田優子氏)、コーセー(戦略ブランド事業部 クリーンブランド事業室 雪肌精 宣伝企画 山内鞠那氏)、ポーラ(ブランドクリエイティブ部 B.Aメーク プロダクトリーダー 萱沼沙由梨氏)、ナリス化粧品(リテール事業部 プロモーシ...
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