ベッセル・ジャパン、化粧品開発展では3製品を中心に展示

週刊粧業 2022年1月1日号 93ページ

ベッセル・ジャパン、化粧品開発展では3製品を中心に展示
 チューブ容器のバリエーションに定評があるベッセル・ジャパンは、引き続き環境配慮型容器の提案に注力している。1月12日より東京ビッグサイトで開催される化粧品開発展にも出展し、「9-13」にて、3つの新製品を中心に展示を行う。

 メイン製品の1つとして展開するバイオプラチューブ(写真左)は、感触や色味は従来品と同等レベルの性能を達成しつつも従来品と比べて大気中のCOの濃度を上昇させないという特徴があるサステナブルなチューブだ。

 同社は、日本バイオプラスチック協会賛助会員企業で、認証マークであるバイオプラマーク(BPマーク)の使用が可能となっている。

 「バイオプラマークを製品に付けることによって、環境配慮に取り組んでいることを訴求できるのがメリットなり、多くの引き合いをいただいている。お客様には、当社が既に使用許可取得済みのバイオプラマークをそのまま使用していただけるようにしており、簡単にマークを付けていただくことができる」(同社)

 さらに現在は、チューブだけでなく、キャップについても環境配慮型の取り組みを進めているという。キャップにイチネンケミカルズ社が新開発した添加剤「ONEバイオシリーズ」を加えることで、バイオ配合を打ち出すことができる。これにより従来のバイオマスプラチューブに加えキャップも環境配慮型素材の使用が可能となる。

 なお、メール便対応のオーバル形状チューブの引き合いも強まっている。既存品における切り替えニーズもかなり多いという。洗顔フォームやハンドクリーム、ハミガキ粉、ヘアケアなど幅広い製品に対応できる。

 そのほか、独自に設計したキャップの形状が高級感を演出する「VGB型チューブ」もメール便対応となっており、引き続き引き合いが多い。同品も化粧品開発展においてメイン製品として展開する。
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