中央物産 原幸男社長、常に新しいビジネスモデルの創出と進化を追求

週刊粧業 2022年1月1日号 25ページ

中央物産 原幸男社長、常に新しいビジネスモデルの創出と進化を追求
 さて、昨年の日本経済は、一昨年からの新型コロナ感染の拡大影響が続き、年明け早々に2度目の緊急事態宣言が発出され、それ以降も長期にわたり緊急事態宣言の再発出やまん延防止等重点措置が適用されるなど、経済活動が大きく制限された一年でした。

 昨年10月には、ワクチン2回接種者も国民全体の7割を超え、感染者数も大きく減少してきていることから、行動制限の解除・経済活性化政策導入も進み、「コロナ貯蓄」の消費が期待される一方で、 可処分所得が増加しない実態や将来への不安を見据えての不要不急な購買はしないなどの変化もあり、まだまだ先行きの不透明感は否めない状況です。

 当業界におきましては、昨年に続きインバウンド市場は大きく落ち込み、回復の兆しは未だ見えない状況です。一方一昨年来市場が拡大した、新型コロナウイルス感染症対策のマスクや除菌関連は、昨年は新生活習慣に取り込まれることで、カテゴリーの拡大につながりましたが、全体を通してみると一昨年の特需をカバーするまでは及ばない状況で推移いたしました。

 このような状況の下、「マーケティング&セールス・カンパニー」として、お得意先様の「店頭の差別性の向上」と「需要の創出」に貢献することを役割と考え、「商品にこだわる」「売り場にこだわる」「売り方にこだわる」の3つのテーマのもと、お得意先様の店頭の同質化から差別化へのサポート提案に注力して参りました。

 また、コロナ禍において一人勝ちに近いECビジネスの、フルフィルメント機能の本格的な構築強化のために、昨年3月にECに特化した平塚ロジスティクスセンターを開設し、ECビジネスのさらなる強化を進めて参りました。

 本年につきましても、「マーケティング&セールス・カンパニー」としてさらなる進化を目指して参ります。

 基本は新たな需要創造を使命と考え、営業においては、リアル店舗ビジネスの量販本部・広域本部、ECビジネスのダイレクトマーケティング本部、全国のお仲間卸のサポートやギフトビジネス、越境ビジネスをマネジメントする流通開発本部の4つの事業本部でお得意先様の深耕を図る一方で、よりマーケティング機能の強化に特化したマーケティング本部を新設して、お取引先様の多様なニーズにお応えする、なくてはならない中間流通業を目指し、チャレンジを続けて参りたいと考えております。

 私どもは、本年も創業以来の「お陰様で……」の精神を変えることなく、皆様の「お陰で」生かされ、商売をさせていただいていることに深い感謝の気持ちを持ち続けながら、VISIONに掲げる常に新しいビジネスモデルの創出と進化を追求し、一社でも多くのお得意先様から、「中央物産と取り組みたい」と、お言葉を頂けるよう努力して参る所存でございます。
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