新日本製薬、水平リサイクルに向け直営店舗での容器回収を開始

訪販ジャーナル 2022年3月7日号 4ページ

新日本製薬、水平リサイクルに向け直営店舗での容器回収を開始
 新日本製薬は、プラスチックの資源循環を目的に、PP、PE素材の化粧品プラスチック容器を直営店舗で回収し、水平リサイクルによって同じ容器に再生させる「パーフェクトワン リサイクルプログラム」をBEAUTYCLE(本社=東京、藤村太郎社長)の協力を得て化粧品業界で初めて実施する。

 4月1日より全国の直営店舗8店舗に容器回収BOXを設置する。対象商品はパーフェクトワン モイスチャージェル、パーフェクトワン 薬用ホワイトニングジェルで、回収した化粧品プラスチック容器は、BEAUTYCLEの佐賀工場に運ばれ、洗浄・粉砕等を経て化粧品プラスチック容器に再生される。

 近年、プラスチックの廃棄物処理や海洋ごみ問題などプラスチックごみに関する問題が深刻化しており、市場の環境に対する意識は高まっている。同社の主要顧客層であるシニア世代に対して実施した意識調査でも「スキンケアに環境へ配慮された商品を使用したい」と回答した人が7割を超えるなど、消費者の環境に対する意識が高まりつつある。また、2022年4月から「プラスチック資源循環法」が施行され、企業にとっても今まで以上に環境に対する意識が求められる。

 これまで、飲料に使用されるペットボトルのリサイクルシステムは確立されていたが、化粧品プラスチック容器のリサイクルは、色や材質が異なることから、品質を保ったまま、同じ容器に再生する水平リサイクルが難しいとされていた。

 しかし、連携先のBEAUTYCLEでは、この課題を独自の循環型リサイクルシステムで解決し、プラスチックを廃棄せずに繰り返し使える資源として活用することで、水平リサイクルにより化粧品プラスチック容器に再生させることに成功した。
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