花王、保育園向けのおむつサブスクリプションを協働で開始

粧業日報 2022年4月1日号 4ページ

2022年4月1日 13:00

粧業日報日用品メーカー

カンタンに言うと

「教育コンテンツ」「衛生環境づくりサービス」も提供し総合支援

　花王は4月1日、保育園に向けて紙おむつ「メリーズ」のサブスクリプションのほか、「教育コンテンツ提供」「保育園内衛生環境づくり」を行う新サービス「Kao すまいる登園」を、BABY JOB（ベビージョブ）と協働で開始する。

　新サービスの中心となる、紙おむつサブスクリプションは、BABY JOBと協働し、乳幼児用紙おむつ「メリーズ」を保育園に定額で届ける。

　保護者は、子どもが毎日保育園で使用する紙おむつの、1枚1枚に名前を書いて用意する必要があり、時間がかかるだけでなく、登園時の荷物が増えるなど大きな負担があった。一方、保育士にとっても、それぞれの子どもの名前が書かれた紙おむつを間違えることなく管理、使用することは、手間となっていた。

　今回の、サブスクリプションサービスの開始により、それらの手間や負担は軽減され、保護者や保育士が子どもたちと過ごす時間のさらなる充実につながる。

　同社では、2019年から紙おむつ「メリーズさらさらエアスルー」「メリーズパンツさらさらエアスルー」のサブスクリプションを実施していたが、昨今の需要拡大を受け、今回、BABY JOBと協働することにより、新たな決済システムを構築。保護者からの利用料受け取りはBABY JOBが担うため、保育園は決済にかかわる負担がなく、導入しやすくなった。

　また、紙おむつのサブスクに加え、花王の手指衛生の知見を活かし、正しい手洗いや手指消毒液の使い方などが学べる「教育コンテンツの提供」（手洗い教室／手指の消毒液使い方講座／シャンプーひとり髪洗い教室／みのまわりをきれいに教室など）や、保育施設内を衛生的に清掃するための商品販売やノウハウ提供を行う「保育園内衛生環境づくりサービス」（6月開始予定）なども備え、快適な保育園生活を総合的にサポートしていく。

　子どもたちが生活に役立つ正しい知識を身につけるよう支援をしていくとともに、園内施設を衛生的に保つための商品・ノウハウの提供により、保護者や保育園職員が安心できる衛生環境づくりにも貢献していく。