サンスター、北大阪健康医療都市に大阪サテライト研究所を開設

粧業日報 2022年4月18日号 6ページ

2022年4月18日 10:00

粧業日報日用品メーカー

カンタンに言うと

オープンイノベーション、市民との共創で新しい価値づくりに挑戦

　サンスターグループは4月11日、JR西日本不動産開発が北大阪健康医療都市（健都）内に竣工したラボ・オフィス施設である「健都イノベーションパークNKビル」にイノベーションを加速するサンスター大阪サテライト研究所を開所した。

　サンスターでは、「常に人々の健康の増進と生活文化の向上に奉仕する」という社是のもと、口腔の健康を起点とした全身の健康に関わる情報・製品の提供を通し、人々の健康寿命の延伸に寄与することを使命と考え、歯周病と全身疾患の関係にいち早く着目し、1986年のサンスターポートサイドシンポジウムを皮切りに、医科・歯科の専門家を一堂に集めたシンポジウムを世界各地で開催してきた。

　その後も口腔から全身の健康を見つめる啓発活動や製品開発に注力し、2020年からは「100年mouth、100年health」をキーワードに健康寿命延伸のため口腔衛生、口腔機能の維持向上、食の改善を目指している。

　今回の研究所開所では、健都内に立地する利点を活かした、施設近隣の専門家、異業種、スタートアップ企業等との連携を視野に入れており、協業による新しい価値の提案、製品開発の効率化、スピードアップを図っていく。

　特に、オーラルフレイルと全身の健康との関連に着目した食品やオーラルケア製品を開発するとともに、AI・デバイス等を活用したサービスの開発を進める。

　また、口腔機能評価や口腔内観察を実施できる設備を設置し、生活者を招いて直接評価ができる体制を整え、市民との共創機会の創出を目指す。

　〈新研究所概要〉

　住所＝大阪府摂津市千里丘新町3-17 7階▽施設従業員数＝約25名▽研究所敷地面積＝931㎡▽研究内容＝口腔と生活習慣病や全身の関連性に関する研究、オーラルフレイル研究、食品の機能性研究、デジタルデバイス研究。