花王、2040年カーボンゼロ、2050年カーボンネガティブの実現へ

粧業日報 2022年5月11日号 4ページ

カンタンに言うと

  • 2021年は国内全ロジスティクス拠点で使用電力100%再生エネルギー化を実現
花王、2040年カーボンゼロ、2050年カーボンネガティブの実現へ
 花王は、脱炭素社会の実現に向け、CO₂の「リデュースイノベーション」と「リサイクルイノベーション」に取り組むことで、事業活動に伴い排出されるCO₂を2040年までにゼロ、2050年までにネガティブを目指す。

 同社は2019年4月にESG戦略「Kirei Lifestyle Plan」(キレイライフスタイルプラン)を策定し、19の重点取り組みテーマを設定した。

 この「脱炭素」目標の達成に向けて設定した中長期目標は、国際的なイニシアチブであるSBTイニシアチブ(SBTi)から「1.5℃目標」の認証を取得しており、事業の使用電力を100%再生可能エネルギーで賄うことを目指す国際的なイニシアチブ「RE100」にも加盟している。2021年は実績の1つとして、国内の全てのロジスティクス拠点(55カ所)等で使用電力100%再生エネルギー化を達成した。

 2021年は、従来の非化石証書の活用に加え、購入電力では新たに採用したコーポレートPPAの本社での活用、使用電力ではグループ最大の自家消費用太陽光発電設備の酒田工場への導入(パネル発電容量合計2,845kW)など、電力の再生エネルギー化を進めた。

 また、国内の全てのロジスティクス拠点(55カ所)、すみだ事業場、酒田工場にて、使用電力の100%再生エネルギー化も実現している。

 2022年は、昨年設定額を引き上げた社内炭素価格制度を、従来の日本に加えグローバルで採用することで、CO₂排出量の少ない設備や自家消費用太陽光発電設備の導入を進めながら、引き続き再生可能エネルギーの使用を加速していく。

 現時点での進捗としては、1月に栃木工場、2月に本社で使用電力の100%再生エネルギー化を達成している。
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