アトリエ アルビオン 大阪梅田店、若い女性の集客アップで店内に活気

週刊粧業 2022年6月13日号 5ページ

カンタンに言うと

  • 開放的な清潔感のある雰囲気でスタッフのモチベーション向上も
  • イグニス、エレガンスのファン増大、新スキコンのイベントも盛況
  • タッチアップを通じての接客でアトリエ業態の魅力を伝える
アトリエ アルビオン 大阪梅田店、若い女性の集客アップで店内に活気
 1964年に創業し、大阪の中心地・梅田エリアで半世紀以上にわたってセレクトコスメショップを運営するCOHRO e-PRO(コーロ・イープロ、播磨正文社長)が、昨年4月に移転・リニューアルして1年が経った。

 それまで地下街直結の商業施設・ディアモールフィオレ1階にアルビオンブランドを軸に展開してきたが、ディアモール地下街・バラエティストリートへの移転を機に「アトリエ アルビオン」業態へと変更し、新たなスタートを切った。

 リニューアルオープン時、播磨正文社長は「客商売は人の流れが重要。今までのお店も隠れ家的な雰囲気でお客様から好評だったが、より多くのお客様との出会いを求めて、数年前から地下街への出店に向けて館との交渉を重ねてきた。念願が叶った」と話していた。

 新天地での1年と今後の店舗戦略について播磨社長と奥様で副社長の利枝さんに話を聞いた。

開放的な清潔感のある雰囲気で
スタッフのモチベーション向上も

 新天地は、阪急大阪・阪神梅田駅やJR大阪駅などが連結している地下街で、目の前の通路は1日約14万人が通行している。

 播磨社長は、「地下街として日本最大級の人流を誇る。60年近く梅田で化粧品店を経営してきたが、これほどの人流があるエリアに出店するのは初めて。嬉しさとともに、改めてこの梅田のエリアをメーカーから任されているという責任感が強まった。しっかりと結果を出して、メーカーとの信頼関係をさらに深めていきたい」と話す。

 その想いは、「アトリエ アルビオン大阪梅田店」という店名にも込めた。

 これまでもアルビオンのオンリーショップ(アルビオン produced by COHRO e-PRO)として接客・カウンセリングサービスを軸にしたお店づくりを推進してきたが、今回の移転を機に、化粧品専門店向けに提案を強化する新業態「アトリエ アルビオン」として新たなスタートを切ることを決意した。



 店全体は白を基調とし、オープンスタイルで開放的な雰囲気を演出した。売場面積約28.9坪の店内に、「アルビオン」「イグニス」「エレガンス」「インフィオレ」のアルビオンを代表する4ブランドを取り扱い、各ブランドの世界観を演出する。その隣には、「クレ・ド・ポー ボーテ」(資生堂)や「ベネフィーク」(同)、「プレディア」(コーセー)などのコスメブランドを扱うセレクトコスメショップも同時オープンした。

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