花王グループ、ピンクリボンキャンペーン2022を実施

粧業日報 2022年10月13日号 5ページ

カンタンに言うと

  • 中学校・高校でがんに関する授業を行うプロジェクトを継続
花王グループ、ピンクリボンキャンペーン2022を実施
 花王グループは、グループ合同の社会貢献活動として、10月の「ピンクリボン月間」を含む、2022年10月1日~11月30日まで「ピンクリボンキャンペーン2022」を実施する。

 乳がんは、早期に発見・治療すれば治癒率が高いにもかかわらず、日本では欧米に比べて検診受診率が低く、乳がんによる死亡率は増加傾向にあり、世界的にも乳がんは女性の罹患者数が最も多いがんとされている。

 花王グループは、乳がんの早期発見、乳がんにかかってもその人らしくいられる社会のために、一人ひとりの健康意識の向上に加え、支えあう社会風土の醸成が大切であると考え、「あなたと、あなたの大切な人のために」をスローガンに、2007年からさまざまな活動を展開している。

 2022年の活動では、がんを経験したピンクリボンアドバイザーが講師となり、中学校・高校でがんに関する授業を行う「ピンクリボンアドバイザーによるがん教育プロジェクト」(主催=認定NPO法人乳房健康研究会)への支援を引き続き実施する。

 講師が自らの経験を踏まえ、がんや乳がんについての正しい知識を伝えることで、学生の健康に対する意識向上を目指す。また、がんを経験した人が講師役を担うことで、がん経験者の活躍の場にもしていく。

 過去に授業を受講した生徒からは、「がんを経験した方にしかわからないことを知れたので、もし自分や友人、家族ががんになっても今日の授業で学んだことを活かしたい」「授業前は乳がん、肝臓がんしか知らなかったが、他にもいくつかのがんの種類とリスク要因などを知って、家族に話したり、意識したりしようと思うようになった」といった感想が聞かれ、本人のみならず、家族や周囲への健康啓発にもつながっている。

 生理用品ブランド「ロリエ」では、乳がん・子宮頸がんの早期発見・治療の大切さを伝え、女性の健康を応援するブランド総合キャンペーンを期間限定で実施する。ブランド公式Twitterで寄付キャンペーンを実施するほか、ブランドサイトではスペシャルコンテンツも公開する。

 化粧品ブランド「KANEBO」では、ピンクリボンキャンペーン期間中、店頭や公式サイトなどで、「カネボウ ボディ リピッド ウェア」を使用したセルフチェックの方法を紹介する。また、対象商品の国内での売上金額のうち一定額を、「ピンクリボンアドバイザーによるがん教育プロジェクト」に寄付する。

 化粧品ブランド「トワニー」では、美容部員がセルフチェックの方法を記載したリーフレットと、セルフチェックに使えるボディクリームのサンプルを配布する。

 アジアや欧州の事業展開国では、セルフチェックの方法や乳がんに関する情報を、店頭やデジタルコミュニケーションを活用して伝えていく。
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