ライオンの「キレイキレイ」は1997年に誕生し、今年で発売25周年を迎える。
ハンドソープ市場は新型コロナウイルス関連の特需が落ち着きを見せたこともあり、2022年1～9月の販売金額は対前年で微減となっており、高付加価値商品の育成が求められている。
このような市場環境の中で、同社の「キレイキレイ薬用ハンドコンディショニングソープ」は前年比2ケタ成長を見せており、好調に推移している。
同品は、殺菌成分IPMP（イソプロピルメチルフェノール）配合で、手肌についた菌をきちんと殺菌・消毒する。また、石けん成分が汚れをきちんと落とす。
さらに、洗い流す時に、石けん成分と保湿成分であるカチオン性高分子が肌に吸着しやすい形（保湿成分複合体）に変化、この保湿成分複合体である「うるおいバリア」が手洗い後の肌に吸着するという。しっかり殺菌洗浄しつつ手洗い後もうるおいがとどまり、しっとり健やかな手肌を守る。
「生活者の手洗い回数が増えている中で、きちんと殺菌消毒しつつ手肌のうるおいを保つ商品特長が高く評価されている」（同社）
手肌へのやさしさが想起されるように、丸みをおびたやわらかなフォルムと安らぎを感じる乳白色のパッケージデザインとなっているほか、ポンプヘッドは、長時間菌を増やさない状態に保つ「抗菌ポンプヘッド」を採用している。
「キレイキレイ薬用泡ハンドソープ専用オートディスペンサー」も、衛生意識の高まりによる非接触ニーズを捉えている点や、力の弱い幼児でも使いやすいという商品特長が生活者に受け入れられ好評となっている。
生活防水（IPX4）となっているため、洗面所などの水回りでも安心して使用できる。また、高感度センサーとスピード排出機構で、待たずにサッと泡が出てくる。洗面所にフィットするデザインで、残量がすぐわかるスリット付きとなっている。
「ハンドソープ市場は対2019年比で1.3倍程度の規模で推移しており、今後も生活者の清潔衛生意識は高い水準で継続すると考えられる。当社では生活者が習慣化しやすい製品の提供に加え、清潔衛生情報の発信も行うことで日々の清潔衛生行動の習慣化を促進していきたいと考えている」（同社）
