KCMK、時代のニーズに合った販売手法に転換

週刊粧業 2023年1月1日号 54ページ

カンタンに言うと

  • 垣根を越えた連携で物流危機を回避
  • ヘアケア、オーラルケアをテコ入れ、人口減に対応し美容部員を再配置
  • デジタル化でワントゥワンの実践へ、最終的に化粧品棚割を自動化
KCMK、時代のニーズに合った販売手法に転換
 花王グループ中期経営計画「K25」の達成に向けて、市場の最前線で販売部門を担う花王グループカスターマーケティング(KCMK、竹内俊昭社長)は、事業分野に応じて、従来のチラシ販促や大量陳列を見直し、デジタル化によるZ世代への対応を含め、時代のニーズに合った販売手法に転換していく。

 値上げが進展しないトイレタリー業界で、先陣をきって「戦略的値上げ」を実施した。またコスト増やドライバー不足によって物流が逼迫する中、業界の垣根を越えた連携を提唱する。

 環境が激変する中でのビジネスの見直し、成長戦略について、竹内社長にインタビューした。

 ――エネルギーコストや原材料価格の高騰で値上げラッシュが続いています。消費行動への影響について、どのようにお考えですか。

 竹内 マーケット調査の担当部署が定期的に購買行動を調べ、様々なデータをもっていますが、食品の値上げの頻度が高く、また、物価も上昇するなど、ますます生活防衛意識が高まっています。

 所得の格差も広がり、キャッシュレス決済の事業者が実施するポイントセールや自治体が発行するプレミア付き商品券の利用が増えています。

 そうした環境下にあって、家事の省力化や節水につながる当社の商品は、訴求の強化により、チャンスがあると考えています。

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