エア・ウォーター・ゾル、2023年4月に社名変更

粧業日報 2023年2月14日号 3ページ

カンタンに言うと

  • 「エア・ウォーター・リアライズ」として新たなステージを目指す
エア・ウォーター・ゾル、2023年4月に社名変更
 エアゾール製造と化粧品ODM/OEMを展開するエア・ウォーター・ゾル(東京・千代田区)は2023年4月1日、「エア・ウォーター・リアライズ株式会社(AIR WATER REALIZE INC.)」へ社名変更する。

 新井喜久社長は「当社は今年で20周年を迎えるが、これから先の10年は新たな成長ステージにチャレンジしていくという決意をもって社名を変更する。『エア・ウォーター・リアライズ』として新たな第一歩を踏み出すとともに、これまで以上に社会に必要とされる企業を目指し、全社一丸となって邁進していく」と話している。

 新社名の「リアライズ」には、「実現する・叶える」といった意味があり、「事業領域の拡大によるさらなる成長の実現」「お客様の“つくりたい”を叶える」「従業員のウェルネス向上による幸福を叶える」といった思いも込められている。

 新井社長は、「新社名のもと、これからもお客様にとって『求めるものを素早く察知し、期待以上の答えを出してくれる信頼できるパートナー』であり続けることを目指していく。また、従業員に対しては、『働く喜びを実感し、輝きながら成長できる場』の提供をリアライズしていきたい」と意気込みを語った。

 また、今回の社名変更は、企業イメージの刷新も狙いとしている。

 同社は人体用品(化粧品・医薬部外品)から家庭用品、塗料、工業・自動車用品のエアゾール製品を製造・販売しており、エアゾール業界では第3位のポジションを獲得している。その中で、インバウンド需要を背景に化粧品業界の市場が拡大していたことから、新たな事業の柱として化粧品OEM業界に本格参入した。

 2018年に茨城県に化粧品を製造する新工場を竣工し、20年には同工場敷地内に化粧品の研究開発を行う研究所「Value Creation Laboratory」を建設した。また、22年4月にはエア・ウォーターグループの組織改革により、ヘルス&セーフティー(医療関連)グループ コンシューマーヘルスユニットの中核会社として、他のグループ会社とシナジーを創出しながら、ヘルスケア領域への事業拡大を進めている。
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