イオンリテール COPERNICA、アンバサダーを通し認知度向上へ

週刊粧業 2023年2月13日号 4ページ

カンタンに言うと

  • 動画配信で幅広い層にアピール、ブランド確立を目指す

イオンリテール COPERNICA、アンバサダーを通し認知度向上へ
 イオンリテールは2022年3月、化粧品で初の自社開発商品として「COPERNICA(コペルニカ)」を発売した。

 コンセプトは“毎日違うあなたに、いつだってよりそう。” 既存のブランドでは提供できていない性別、年齢にとらわれないスキンケアブランドである。幅広い層にアプローチするため、アンバサダーを通した店頭でのアピールや販促によって、認知度の向上に取り組んでいる。

 特に、Z世代をターゲットにSNSを通した情報発信にも力を入れている。商品ラインナップの拡大を含め、コペルニカを核にした性別と年齢にとらわれない売場展開を進めている。



 新ブランドの開発に際しては、外部人材を採用してコンセプトの策定から着手し、発売までに約3年を要した。19年頃は、ヘルス&ビューティの専門ショップ「グラムビューティーク」の展開が加速している時期でもあった。グループのPB、トップバリュ、グラマティカルで化粧品をラインナップしているが、事業会社のイオンリテールが化粧品で自社商品を開発するのは初のケースとなった。その背景について、H&BC本部コーディネーター部の山田千秋氏は次のように説明する。

 「化粧品はお客さまのニーズが多様化し、効果・効能を重視される傾向が圧倒的に強い。シミ・シワなどの肌悩みをケアする成分の引き合いが多いが、その中でもナチュラル、オーガニックのコンセプトや肌にいいものを使いたいというニーズが高まってきている。特に、若年層に顕著で、それに応える商品として現在、ジェンダーレスコスメなどが発売されているが、開発当時はNBにそうした商品がなかった。本当に肌にいいものだけを厳選した商品を届け、いつもと少しだけ違う自分に出会い、自分らしい心地よさや美しさを見つけてほしいという思いから、自社で企画開発しようということでスタートした」

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