ジャパンビューティプロダクツ、ニッチ戦略で強固なポジションを確立

週刊粧業 2023年2月27日号 12ページ

カンタンに言うと

  • ノンケミカルUVと二重まぶた用の受注が好調
ジャパンビューティプロダクツ、ニッチ戦略で強固なポジションを確立
 ジャパンビューティプロダクツは、今年は「企業認知の拡大」をテーマに外部への情報発信を強化するとともに、「マーケティングの取り組み強化」を掲げてODM戦略を推進する。

 高木正好社長に話を聞いた。

 ――昨年6月に福島工場長から社長に昇進されて約半年になります。どのようなことに取り組まれてきましたか。

 高木 23年度からは新たな中期3カ年計画がスタートすることもあり、就任以降は将来に向けた種蒔きの期間に位置づけ、まずは社員一人ひとりとの面談を行ってきた。

 新中計の策定にあたり、企業のなりたい姿として、自社の得意領域を活かし、化粧品業界内で「キラリと輝く会社。ワクワクする会社」を掲げた。

 キラリと輝き、ワクワクする会社を目指すことで、社員一人ひとりが「ワクワクする自分」を見つけられる会社になることも狙いとしている。

 ――工場はスキンケアやヘアケアを中心に幅広い製品に対応しています。自社の得意分野は。

 高木 ノンケミカル処方のUVケア製品と二重まぶた形成コスメを当社の強みとしている。

 ノンケミカルUVケア処方では、敏感肌パッチテストやRIPT試験などエビデンス面での強化を図り、肌へのやさしさをさらにアピールできる処方の開発・改良を進めている。

 昨年12月より表記が可能となった「UV耐水性」への対応では、SPF50+とUV耐水性★★を両立した処方を完成させた。

 UV耐水性については、化粧下地やBB/CCクリームなどでも対応していく。また、環境に配慮したUV処方の開発も強化している。

 二重まぶたコスメは、よりニッチな領域になるが、たしかな需要があるので、しっかりとシェアを獲得していく。

 ――今後の重点施策を教えてください。

 高木 「UV製品と二重まぶたコスメが得意なOEM会社」として業界内での認知度を高めていく。展示会などにも出展し、当社の技術力を広くアピールする機会を増やしていく計画だ。それに先駆けて、受け皿となるコーポレートサイトも先日、大幅にリニューアルした。

 また、ラボが東京・銀座にある立地の良さを活かして開発製品の提案を強化する。提案力を上げるために、「マーケティングの取り組み強化」を推進していく。
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