化粧品容器・パッケージ2023、環境配慮製品の開発・提案に活路

粧業日報 2023年3月27日号 1ページ

カンタンに言うと

  • 協働による環境対応が加速化、廃棄ロス問題の解決策に理解も
化粧品容器・パッケージ2023、環境配慮製品の開発・提案に活路
 化粧品・日用品業界は、海洋プラスチックごみ問題などを背景にプラスチック容器の削減に向けた動きが大きな流れになっている。2022年4月に「プラスチック資源循環促進法」が施行され、SDGs達成やESG視点のものづくりが進む中、多少コストが高くても導入する機運は高まっている。

 そうした業界の流れに、容器・パッケージ各社の環境に配慮した製品の提案も多様化してきている。プラ代替素材としては、サトウキビやトウモロコシなどを素材とするバイオマスプラスチックや、微生物などの働きで水とCOに分解される生分解性プラスチックが先行していたが、石油由来プラスチックに比べて価格が高く、あまり普及が進んでいないのが現状だ。

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