ホシケミカルズ、石灰石由来のサステナブル容器を提案

週刊粧業 2023年3月20日号 7ページ

ホシケミカルズ、石灰石由来のサステナブル容器を提案
 化粧品OEMを軸に原料販売や容器製造なども手がけるホシケミカルズでは、EC市場の活況に加えてサステナブルな消費や購買行動が広がっていることを受け、メール便(ネコポス)対応の容器と、環境配慮型の容器・パッケージを採用したOEM受注が増加傾向にあるという。

 同社では、国内外の容器メーカーとのネットワークを活用し、バルクとの相性やコスト面などクライアントのニーズに応えるべく、取扱容器のラインナップを着実に広げてきた。

 メール便対応容器に関しては、「ここ数年の進化が特に目覚ましく、50gの内容量で中蓋とスパチュラがセットになったメール便対応容器が、クリームなどのOEMで採用が進んでいる」(企画開発室広報 平地祥子氏)という。

 環境配慮型の容器では、安定性の確認に時間を要することもあるため、直接バルクに触れない外装を中心に、スキンケアだけでなくメークアップでもラインナップを広げている。

 サステナブルな外装・パッケージに関しては、「新たな容器を採用する前にまず、既存品の包材をミニマム化し、外側からサステナブルを訴求して売上活性化を図るクライアントが多い。そのため、FSC認証紙を用いたパッケージへの引き合いが高まっている。そのほか、説明書の内容をパッケージ内側に印刷することで、これまで商品とは別に添付していた紙の使用量を減らし、従来品との比較で紙資源を何%の削減を実現したかを具体的に示す事例も増えている」(平地氏)という。

 新たな容器の提案に向けては、海外事業部のネットワークを活かし、仕入先の新規開拓に取り組み、SNS映えする海外容器のラインナップを拡充する。それに加え、現地企業と合弁で設立したインドネシア工場で量産化が可能になった石灰石由来の環境配慮型容器にも注力していく。

 「環境配慮型の容器は、価格面が採用のネックになるケースが多い。そうした中で、石灰石由来の容器は一般的な環境配慮型容器の中でも廉価で価格変動が少なく提案しやすい。インドネシアでは既に欧米諸国向けにジャー容器などで採用実績があり、今後は引き合いの多い日本でも拡販していく」(平地氏)
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