トキワ、独自の基準でカラーコスメの製品開発を推進

粧業日報 2023年5月18日号 3ページ

2023年5月18日 11時00分

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 カラーコスメOEM/ODM国内大手のトキワは、「第11回化粧品産業技術展 CITE JAPAN2023」で、「サステナビリティ&イノベーション トキワが目指す次世代の化粧品の姿」をテーマに出展している。

 展示ブースでは、テーマに掲げる「イノベーション」と「サステナビリティ」に加え、「小ロット・短納期サービス」の3つのゾーンを設け、開発製品や自社の取り組みを紹介する。展示する製品数は100品目を超え、得意のアイメーク関連に加え、近年実績が増えているカラーコスメ製品も豊富に展示する。気になった製品をタッチアップできるスペースも設けている。

処方と容器の同時開発による
ODMで次世代コスメを提案

 同社では、処方部門とパッケージ部門が一体となり、処方と容器を同時に開発できるR&D体制を活かし、独創性の高い製品開発を推進している。これまでに取得した特許件数は400件以上にのぼる。特許保有件数は、化粧品OEM/ODM業界では突出している。

 「イノベーション」ゾーンでは、次世代コスメを目指し開発した約40品目を展示する。得意とするアイライナーやアイブローをはじめ、ベースメークやパウダーファンデーション、リップなどODM実績が増えている製品も並べる。

 開発本部副本部長の八谷輝氏は、「飽和状態にある市場では、『どう差別化できるか』『どのような価値を提供できるか』が製品開発で重視される。昨今の化粧品業界もその傾向が強まっており、当社もそこに対する開発を強化している」と話す。展示製品を通して、多様なカラーコスメの開発が可能な技術力をアピールしていく。

 「例えば、アイメークやリップの開発要望として『やわらかくて折れにくい』特長が求められる傾向にある。だが、そのまま受け入れるだけでは当然、差別化できる製品を作ることは難しい。要望の裏側にある意味を汲み取った開発ができる会社であるかどうか。トキワがそのような会社であることが伝わったら嬉しい」(八谷副本部長)

 「サステナビリティ」ゾーンでは、SDGsや環境への取り組みが伝わる製品群を並べる。

 サステナビリティ推進本部長の市岡真治常務執行役員は、「環境や社会に配慮したモノづくりを推進するため、トキワ独自のクリーンビューティ基準(トキワ クリーンビューティ)を設けている。中身とパッケージの双方で環境認証マークを付与できることを目指した開発を進めており、サステナブル製品の比率も高まってきている」と話す。

 「トキワ クリーンビューティ」は、クリーンビューティの取り組みが進む欧米企業が掲げる基準に、RSPOなど6項目をさらに追加している。独自基準をクリアした製品については、それを証明する認証マークを付与して品質や信頼性を担保するよう努めている。



SDGsを核にした開発を強化、
小ロット・短納期ODMも実現

 会場では、「トキワ クリーンビューティ」基準をクリアした製品を中心に、環境対応インクで全50色のカラーバリエーションを揃えたリキッドアイライナー(リフィル対応)など約40品目を展示する。

 メカニカルペンシル型化粧容器では、最大で全体の70%をFSC認証材を使用した製品も展示する。FSC認証材は、山桜や欅など7種に対応し、交換用リフィルにはPCR素材を採用している(ライセンス番号=FSC-C170726)。

 「昨年はサステナビリティ製品群の内容物を使った製品の売上が前年比で2倍以上、リフィル対応やPCR素材、モノマテリアル製品など容器関連の同製品群の売上も順調に伸び、今年も好調に推移している。まだこれからの市場だが、ある時点を境に一気に変わる可能性はある。サステナブル製品については、業界をリードして開発に取り組んでいく」(市岡常務)

 SDGs関連では、障害や何かしら不自由を持った方々への配慮を意識したインクルーシブな取り組みも新たにスタートしている。

 「インクルーシブデザインを取り入れたメイクアップ製品やスキンケア製品は、まだ世界的にも開発途上であり、処方と容器を同時開発するトキワの強みを活かせる分野だと捉えている」(八谷副本部長)

 新規参入企業やスタートアップ企業向けに提案する「小ロット・短納期サービス」ゾーンでは、実績処方と自社開発容器の組み合わせによるカスタムメイドで最小ロット1000個からオリジナル製品を作ることができる「TOKIWA KOBO(トキワ工房)」のサービスを紹介する。

 展示ブースでは、製品化のイメージが湧きやすいよう、3つの仮想ブランドを展示する。小ロットから手軽に化粧品事業を展開できるサービスとして認知拡大を図る。

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