BCLカンパニー、ナチュラル系の新マーケットを開拓

C&T 2023年6月15日号 68ページ

BCLカンパニー、ナチュラル系の新マーケットを開拓
 スタイリングライフグループのBCLカンパニーは、サボリーノをはじめマス市場をターゲットにしたコスメブランドをドラッグストアを中心に約2万店に配荷している。新しい柱となるブランドの開発に取り組み、18年にナチュラルコスメのHONEY ROA(ハニーロア)を発売した。百貨店やファッションビルなどに直営店8店を展開するほか、自社のオンラインショップを中心にECサイトで顧客にアプローチしている。

 コロナ禍の商業施設の休業などで一時期、苦戦を強いられたが、行動制限の緩和による人流の回復やライフスタイルの変化で業績は急回復し、22年度はコロナ禍前の水準を大きく上回った。メーカーとして、ボリュームゾーンに加え、ナチュラル系の新たなマーケットを開拓した。

 サボリーノをはじめとするマス市場向けの商品は1000~2000円未満のゾーンで、主にドラッグストアやバラエティストアなどに配荷している。トレンドに合わせて、次々に新商品を投入し、改廃の頻度が高い。ハニーロアを開発した経緯について、同ブランドの事業責任者(直営店本部長兼運営部長)を務める住谷日出海カンパニーエグゼクティブは次のように説明する。

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