ポーラ・オルビスHD、「MSCI WIN」の構成銘柄に7年連続で選定

　ポーラ・オルビスホールディングスは、「MSCI 日本株女性活躍指数（WIN）」の構成銘柄に7年連続で選定された。

　「MSCI日本株女性活躍指数（WIN）」とは米国・ニューヨークに本部をおくMSCI社が提供するESG指数の1つで、職場における高い性別多様性を指向・維持、かつ高い財務クオリティを持つことにコミットする日本企業のパフォーマンスを評価し、リーダー企業を選定している。企業のESGに対する取り組みを重視する世界の投資家が重要な判断基準として活用しており、日本の公的年金積立金を管理・運用する年金積立金管理運用独立行政法人（GPIF）が運用するESG指標の1つとしても採用されている。

　同社グループは創業当初より、化粧品事業を通し、時代の変化に対応した女性の社会進出を応援してきた。この企業風土を背景に、さらなる「女性活躍応援企業」として、意欲と能力のある女性従業員の活躍の場の拡大や、管理職・役員への登用など、性別に関係なく、一人ひとりの能力を十分に発揮できる環境づくりを推進している。

　グループダイバーシティ担当上席執行役員の及川美紀氏を委員長とする「ダイバーシティ推進委員会」を設置し、「A Person- Centered Management」を体現するダイバーシティ組織の実現に向けて、各社の個性に応じたアクションプランの策定・実行や、グループの横連携を強化し、シナジーを生む活動を通して、グループ全体のダイバーシティ&インクルージョンを加速させる活動を行っている。

　基幹ブランドのポーラでは、男性育休推進やジェンダーバイアス研修の実施、不妊治療・卵子凍結に関する福利厚生の充実を図り、社外に対しても女性エンパワーメントに関するメッセージの発信や次世代へのキャリア教育を実施したこと等が評価され、「令和4年度東京都女性活躍推進大賞」の産業分野にて大賞を受賞した。