コスメテックジャパン、セル生産方式により効率化を実現

週刊粧業 2023年8月21日号 8ページ

カンタンに言うと

  • フェムテック分野への提案を強化
コスメテックジャパン、セル生産方式により効率化を実現
 コスメテックジャパンは市場創造型OEMとして高付加価値の提案を行っている。代表取締役の藤本謙介氏に話を伺った。

 ――国内製造へのこだわりは、貴社の強みの一つとなっています。

 藤本 製造拠点の岡山工場では、少人数が独立して生産を行う「セル生産方式」を採用している。

 通常のライン生産では、同じベルトコンベアで作業スピードを揃える必要があり、熟練した人がいても力を発揮できない。セル生産方式を採用することで、個々の最大パフォーマンスが発揮され、正当な評価ができるようになり、従業員のモチベーションも高い状態に保つことができている。

 また、随時現場の意見を吸い上げながらムダ取りを積み重ね、常に生産方式を進化させている。

 さらに、独自の製造機器を社内製造できる体制も強みの一つといえる。

 現在、海外案件の売上は全体の25%を占める状況で、現在の円安を鑑みると、国内に製造拠点を置いていることは優位に働いている状況といえるだろう。海外案件の多くがサプリメント関連であり、特に機能性食品の飲む日やけ止めの人気が高い。化粧品では、シワ改善系や、毛穴へアプローチするピュアビタミンCやビタミンC誘導体を配合したものが好調だ。

 ――フローラコントローラFC161に関しては、フェムテック分野への提案を強化されますね。

 藤本 10月のFemtech Tokyoにも出展予定で、フローラコントローラFC161を活用しながら、それぞれのライフステージに寄り添った製品やサービスを提案する。なお、女性社員全員がフェムテックアンバサダーを取得しており、理解を深めた上で取り組みを進めている。

 これからも、引き続き「ZERO to ONE」の信念のもと、お客様をパートナーとして、ともに新たな市場を開拓していくことを目指す。
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