バスクリン、環境配慮型の新「きき湯」を発売

週刊粧業 2023年9月11日号 8ページ

バスクリン、環境配慮型の新「きき湯」を発売
 バスクリンは8月22日、主力ブランドの1つで、2003年の誕生から今年で20周年を迎える「きき湯」をリブランディングし、新CMを軸にしたプロモーション施策を講じて、入浴剤市場の活性化を図っていく。

 新しい「きき湯」は、「HOTな健康を、明日へ。」をキーワードに、人も環境も健やかに導くブランドに生まれ変わる。

 同社は、「時代の変化を鑑み、さらに当社の経営理念でもある『自然との共生』を体現することを目指した」と説明している。容器は、これまでのボトル・つめかえ用から、つめかえ不要の環境配慮型容器「サステナパック」へ変更し、プラスチック使用量を従来品比約75%削減している。「サステナパック」は、つめかえずに、付属の計量スプーンでそのまま1回分(約30g)を簡単にすくえ、すぐにしまえるのが特徴だ。

 中身の製剤も改良し、それぞれに温泉ミネラル成分、クレイ(保湿成分)を10%増量した。また、ザラつく肌荒れ・しっしんが気になる人向けに「重曹カルシウム炭酸湯」をラインアップに加え、全6種で展開する。

 プロモーション施策では、「きき湯 420g 増量企画品」を数量限定で発売するとともに、新CMを制作して今秋より全国で放映する予定だ。WebやSNS、店頭とも連動させて、新しい「きき湯」を打ち出していく。

 同社は、「2023年上期は外向き需要や物価高の影響で市場はやや厳しい状況だったが、社会状況や生活者のニーズを的確に捉え、ニーズに寄り添った商品を開発し、市場へ投入していくことで、今後も市場は拡大していくと考えている」と述べ、下期に向けて「新『きき湯』を起爆剤として、他の入浴剤ブランドとともに市場を牽引していきたい」と話している。
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